国勢調査における「小学・中学」の分離に関するお願いを、全国の夜間中学校関連団体のみなさまと一緒に提出しました。
現行の国勢調査票では、義務教育未修了者数を把握することができません。
それは、教育項目の中で「卒業」の対象となる学校に関し、「小学校」と「中学校」が区分されずひとまとまりとされているため、《小学校卒業者と中学校卒業者の合計数》しか算出されず、《中学校中退者の数》が算出されないからです。
もし、「小学校」と「中学校」が別区分となれば、「小学校」卒業者(中学校中退者もここに含まれる)と、「未就学者」(小学校に入学したことのない者及び小学校中退者)を合計することにより、義務教育未修了者数として算定できます。
つまり、本当に夜間中学校を必要としている方々の実態を、国勢調査によって把握することができるのです。
提出した要望書はこちらからPDFをダウンロードして見ることができます。